2021ベスト

去年は年初、外に出かけない時期があったので、例年より少なめの観賞本数、とはいっても250本くらいは観てるはずだけれど、ベストに挙げたい気持ちになるような作品が全然無かったので、今年は該当無し、0本です。

ってだけ書いて終わるのは、何とも寂しいので、補足を少し。

2020年のベストに挙げた『マイ・ビューティフル・デイズ』のジュリア・ハートの新作『アイム・ユア・ウーマン』をAmazon Prime Videoで観ました。最近の映画ではあまり見かけない省略の表現など、今作でも独特の個性が発揮されていて、面白かったです。
日本で未公開の『ファスト・カラー』、Disney+のみ配信のある『スターガール』とかも観てみたい。

あと、2018年に挙げた『きみへの距離、1万キロ』のキム・グエンの『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』 。こちらも配信でようやく観ました。前作と共通する、古典的ともいえる距離と時間へのこだわりが興味深く、今後も観続けたいと思いました。

注目している新しい監督は、今はこの二人くらいです。

特集上映では、桜坂劇場で開催された【沖縄映画大特集】。特に、謝花譲『ヤマングーヌティーダ』、吉田豊『金武湾 CTS タンク認可阻止闘争』は観られて良かったです。最高にフレッシュでした。こういうのはもうあればあるだけ観たい。

そういえば去年は、東京の特集上映で羨ましいものがいくつかありましたね。国立映画アーカイブの【没後40年 映画監督 五所平之助】、シネマヴェーラ渋谷の【日活ロマンポルノ50周年 私たちの好きなロマンポルノ】とか、いいなー…と思いながら、TLを眺めてました。とはいえ、ガラガラな映画館での、伸び伸びとした観賞にすっかり慣れてしまったので、もう東京のギッチギチ満席、整列入場とかには、もう耐えられないかもしれない。

ともあれ、やっぱり面白い映画の話題で、わーっと盛り上がりたいですね。